ホーネット、2001年式、ODO: 23,000kmです。ウインカー以外は全てノーマルのはず。
純正色通りならボディがパールフェイトレスホワイト、ホイールがファイティングレッドです。
私が乗ったことがあるのは、レンタルバイクでYZF-R25, GSR250, VTR, VTR-F, CB400SF, PCX125, バーグマン200です。
所有していたのはエストレヤ。
つまり余り速いバイクに乗ったことないです。
・エンジン
速い〜〜(いや、速そうな感じがする〜〜)
巷では、250ccの4気筒なんて低速トルクがなくて乗りにくい…なんて言われていますが、
低速トルクのせいで乗りにくいなんて全然私は感じません。ただ、事実として低回転(~4000回転)でアクセルをガバッと開けても前車のエストレヤより進んで行かないので低速トルクがないのは本当でしょう。峠道なんか走ると痛感するかと。
でも、平地や街乗りではアクセルを開けていればすぐ低回転域から脱出してしまうので困るシーンがないというだけです…。
街乗りでは非力さや低回転でのトルクのなさは感じずに済みます。
8000回転までで、車と一緒に走るなら元気に走ることができます。
車も警察もいないワインディングだとしても、12000回転以上は、意図的に回す以外ではあんまり使わないです。
10,000回転からは音がけたたましく、グワーッと加速していきます。さすが4気筒だけあって、私が乗ったことのある250ccクラスで一番速いと感じます。
ただ、10,000回転以上なんて意図しない限りあまり使いませんけどね。うるさいし振動も増えるので正直、街乗りや急いでないツーリングでは使わないと思います。
買うか悩んでたGSR250は街乗りでさえレッドゾーン周辺まで無意識に自然に回せます。
10,000回転以下しか街乗りでは使わないし、GSR250でも十分だったかな…。なんてね。
GSR250は並列2気筒でSOHCで24PSですが、うまく作ってあったんですねぇ。
上記はほとんど全部ツーリングの話で、峠道を(速度的に)頑張って走ろうとすると確かに低回転でのトルクのなさや、排気量ゆえの非力さを感じます。
250ccならこんなもんなのでしょうかね…。次買うなら絶対、400cc以上にします。
エストレヤとの比較ですが、滑らかで力のある水冷4気筒エンジンは、下手くそなクラッチワーク、ギア選択のいい加減さなどライダーのダメな操作をカバーしてくれます。
単気筒はその辺、多気筒よりシビアなので、ビシバシしつけて欲しい人は単気筒に乗った方がいいと思いました。
楽しいぃいいいいいいいい!!
うひょおおおおおぅおおぅ!!!
ってなります。
なお燃費はだいたい20km/Lってとこで、現在の最悪値は18.5km/Lほどです。
・外観
かっこいい〜!!
色は指定しなかったのですが、バイク屋さんは白ボディ×赤ホイールというイカしたカラーを探してきてくれました。
コナミの「ボクらの太陽」の3作目でバイクが出てくるのですが、白と赤のツートンカラーのバイクが出てきたんです。それの影響で白×赤が好きです。
白という主張の少ない色のおかげで、赤ホイールが映えますね。
正直言って、深い紅というか小豆色のエストレヤのの方が上品でかっこいいと思ってますが、走行性能を取る上では買い替えは致し方なかったかな…。
ホーネットは250ccの中でエストレヤの次に気に入ったスタイルなので買いました。
タンクは、こけると凹む!と評判ですが、大型バイクの中にも転倒するとタンク直撃しそうなデザインのものがありますが、ホーネットと違いなぜか取りざたされません…。
このバイクも転倒傷があったので転べばやっぱりぶつけるんでしょうなぁ。
そういうタンクと無駄に太いタイヤのおかげで、迫力はあります。
あと、あちこちにアルミのパーツが奢ってあり、スイングアームもアルミです。
そういう部分は造りもVTRより高級感ありますね。
・ギア、シフト
フィーリングはVTRと大体同じ
23,000kmの、17年落ちの中古車なんでもう教習車並みの最悪なフィーリングかと思っていましたがなんのなんの、ちゃーんと楽しく変速できて安心しました。
しかし、Nでクラッチつないでる時に、耳をすますとゴロゴロ言ってます。ネットで検索すると、構造上仕方ないとかなんとか。
クロスレシオでギアの入れ替えが頻繁に必要!という情報をネットで見ましたが、
エストレヤもこんなもんでした。GSR250もこんな感じだったかな?
VTRは5速しかないのと、どの回転数からでも同じように加速してくれるエンジンのおかげで確実にギアチェンジは少なくなります。
250ccでギアチェンジ減らしたいならVTRがいいと思います。
・ブレーキ
あー…うー…普通の効きかな
VTR-F2015年式より、後輪の効きが悪いような…。前輪はよく効きます。
まぁ、前ブレーキが強いのでエストレヤよりは確実によく止まれます。
・サスペンション
そこそこ良い。エストレヤやVTRよりは良い
GSR250なみの安定感ではありません。タイヤの違いもあると思います。
VTRより良いかな、エストレヤよりは確実に良いです。
注意点として、私はいかに凹凸の衝撃をいなすか、という観点からしか見ていません。
スポーツ走行においてのサスの良し悪しとかサッパリなので…。
・サウンド
二重丸をあげよう!
ビューンだとかギューンだとかとりあえずかっこいいことは認めます。
二重丸をあげましょう。
高速道路では、100km/hが6速8000回転だそうですから、もしかしたらうるさく感じるかもしれませんが、とりあえず下道では2時間走ってもうるさくてイライラするといったことはありませんでした。
GSR250はギアを6速とかにいれておけば、無駄に2本も出てるマフラーのおかげなのか静かにクルーズできましたが、ホーネットの場合はそうは問屋が卸しません。
低回転からカムギアの音が、まぁそううるさくはないんですが「わしゃ、カムギアトレーンの4気筒じゃぞ〜〜」と主張するような音が出ています。
あと、10,000回転からは音がうるさいです。(ライダー視点では)
ライダーにとってはうるさいんだけど、周囲にとっては非常識なまでの大音量ではないと思います。そうであってほしい。
・ハンドリングなど
セルフステア強め? 空気圧をチェックしよう
16インチのフロントタイヤ。前車のエストレヤはフロント18インチ、そして現在の普通のバイクは大体17インチです。
16インチは空気圧少しばかり敏感とかなんとか。
まだチェックしてませんが、とりあえずセルフステアは強めで、まるでモーターか何かで無理やりハンドルが動かされてるように感じました…。
これが16インチの特性と言われる「切れ込む」ってやつ?
とりあえず運転に支障があるわけではありませんが、セルフステアが強いな〜と感じました。
バイカーの風:ホーネットの乗り方によれば、切れ込む時は空気圧を見よとのこと。
チェックしたら規定の半分も入っていませんでした。
規定に合わせて入れたところ、切れ込みはなくなり、大変乗りやすいバイクになりました。びっくりです。乗るのが楽しくなりました。
切れ込んで乗りづらい〜〜と感じたら空気圧を見ましょう。
・ポジション
VTRよりは楽。
足つきはすごく良い。
VTRやエストレヤよりは少し悪いかな?
また、膝の角度がVTRほどではないにしろ、ちょっと強いかな?CB400SFもこんな感じだったような気がするけど…。
とりあえず、ペダルの位置を変えて試して見たいです。
ペダルの位置を少し下げたらちょうど良くなりました。
・取り回し
160kg台だからやっぱ軽い
特に重いとは思いませんでした。
あと、足つきがとっても良いです。立ちゴケもこの足つきの良さでリカバリーできるかもしれません。
250ccクラスの中で足つきが良いのはエストレヤ、VTR、ホーネットかな。
VTRはちょっと膝が窮屈だったので、足が長い人は選ばない方が良いと思いましたが、ホーネットはVTRより膝に負担がかからない姿勢です。
・総評
価格が高騰してるだけあって、良い(ところばっかりじゃないけど良い)バイク。
音がカッコよく、複雑で高性能なエンジンを積み、価格は高騰しつつある、今後生産されない(と思われる)250ccの4気筒マシン。
乗りやすく、それでいてスポーツ走行を楽しめるバイクです。音もよく、見た目もかっこいい。
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