エストレヤとVTR比較

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(2016/8/7追記)VTR試乗しました。結論から言ってぇ〜街乗りでもVTRの方がパワフルです!以下の内容は話半分どころか話100分の一くらいで読んでください。

カタログスペックだけでは比較はできなかった…。

さて購入したエストレヤ。ネットだと18馬力の空冷単気筒で遅い遅いと言われています。18馬力 ?!30馬力の現行VTRの半分ちょいしかねえじゃねえか!いまどき125ccでも水冷単気筒なら15馬力だすぞと思われる諸兄姉もおられるでしょう。

今回はほんとーにスペック上遅いのかを検証していきます。

エンジン性能はどう違うでしょうか。

さてカタログ上の最大出力とトルクは…
現行エストレヤが18馬力を7500回転で発生し、最大トルクは18N・mを5,500回転で出す。

現行VTRが30馬力を10,500回転で発生し、最大トルクは22N・mを8,500回転で出す。

となっております。
(トルクカーブで比較はめんどくさいんで省略)パワーカーブで比較してみましょう。パワーは馬力のことです。
エストレヤの性能曲線は公表されてないのかみつからなかったので(下の追記参照)、同じくSOHC、2バルブ、空冷単気筒のトリッカーのものを使います。トリッカーは最大出力18馬力を7,500回転で発生、最大トルクは19N・mを6,500回転で出す、と仕組み・性能ともにエストレヤとなんとなく近いしね。
無理やり重ねてるんで見づらいのはご容赦ください。

(2016/4/1追記)

性能曲線、エストレヤのfactbookみたいなやつ(ここ)にありました。ただしキャブレター時代のやつのようです。ファクトブック、読むと楽しいからホンダみたいにカワサキも公開して〜。

(追記ここまで)

画質がすごく悪いけど、赤線がVTRのパワーカーブ、「トリッカーの出力(PS)」とかいてあるのがトリッカーのパワーカーブです。その他の線は縮尺とかが違うんで使えないので無視してください。
3,000回転ではトリッカーが5馬力、VTRが7馬力。ここでは2馬力の差です。それから差は縮まっていき、7,500回転では、ほとんど差はありません…がそれ以降はぐんぐん差が開きVTRが勝っているという結果になりました。
しかし街乗りで7,500回転以上使うでしょうか。いや、あんまり使わんと断言しましょう!よって常用域ではそんなにエンジンパワーで差は開かないはず…はず…はずなのです。
と、まぁこのようにカタログの最大出力をパッと見ただけの印象とは違うことも多いのです。GSR250もたったの最高出力24馬力〜と軽く見られがちですが、たしか8,000か9,000回転くらいまではNinjaやYZFの出力を抜いています(パワーカーブ上はね)。

次に減速比を見てみましょう。

まずトランスミッションの減速比。
エストレヤから。
次にVTR。
全体的にVTRのほうがショートよりです。
(トランスミッションの減速比では、減速比が大きいほどショート、小さいほどロングといいます。
ショートつうのはより軽いギア(加速重視)、ロングってのはより重いけど最高速が伸びるギア(最高速重視)ってことです。)
しかし、1次減速比と2次減速比をみてみると…
エスト
VTR
エストについては3.363×2.666=8.966、VTRは2.821×2.928 = 8.260となりエストの方がショートなんですねぇ!
ギアだけでなくタイヤの大きさ(というより周長も関わってきます)
さらに、リアタイヤを比べると、
エスト
VTR
となっており、同じ17インチホイールですが、タイヤの高さがエスト110×0.90= 99、VTR 140×0.60= 88となりエストの方が高い、つまりホイール含むタイヤの直径が大きくなり周長が長くなります。
どういうことかというとエストのほうがタイヤ周長がでかいので実質、よりロングな減速比になるってことです
トランスミッションではVTRがショート、1次減速と2次減速ではエストがショート、タイヤを考えるとVTRがショート。ややこしい!
というわけでギア比と速度の関係をhttp://dirtjapan.com/modules/pico/content0002.htmlで計算してみました。
エストレヤ
VTR
みてわかるよーに同じ回転数、同じギアでもVTRのほうが最高速が速度が低い=VTRのがショート
というわけで、減速比から考えてもエストレヤの方が加速が悪くなるわけです。もし全く同じエンジンを積んでたとしても。

結果

7,500rpmまでなら馬力の差は2馬力以下だがエストのが小さい。(まぁカタログスペックで受ける印象ほど差は実用域では大きくないってこと)
ギア比もエストのがロング。(=加速が弱くなる)
よって加速は少しエストのが弱い。(けど実用域ではそこまで大差ない…といいなぁ)
7,500rpmより上ではエストは大敗を喫してしまうが、youtubeで走行動画のタコメータとにらめっこした結果、峠を走ろうが街を走ろうが7,500rpmより上を使うことはVTR、エストともに(意識的に回しているわけでないときは)少ないというかほとんど無いようだ。けど高速での追い越しとかなら使うと思う。
意識して高回転のパワーバンドをキープして走るならVTRのが断然良いはず。この比較では、フレームとかポジションとかシートとかブレーキを考慮してないので、おそらくその面で勝るであろうVTRの分が悪くなってしまっている。

(なお、書いた人はVTRどころかエストレヤさえまだ乗ったことがないくせにこの記事を書きました)

全体的にエストレヤを擁護する形になりましたが楽しんでいただけたでしょうか。

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