エストレヤ・ラストインプレ

インプレ

2016年3月に55万円で購入、2017年3月に走行距離3,500km、30万円で手放したエストレヤちゃんのラストインプレです。
私の初めてのバイクでした。

・エンジン

のんびり

エストレヤは常用域が5000回転までで。
それ以上は加速力は上がりますがうるさいし振動がひどいので使いたくありません。

18馬力だって?! 125ccにも負けそう、と思われるかもしれませんが、それは最高出力の話。125ccのPCXと比べ、60km/hからでも加速します。やはり250ccなりの力は出ています。

ただ、水冷2気筒250と比べるとスタートダッシュが少し遅い感じです…。が、それ以降はちゃんと加速してくれます。

高回転は全く期待しないでください。ゆえに、低回転で走るためにスタートダッシュではガチャガチャとシフトが必要です。

あと、峠道の登り、高回転が苦手なエストレヤなのに高回転を使わないと勢いよく登ってくれません…。(峠道の登りで回さないと登らないのは、250ccなら大体そうなると思う)

私は、高回転が気持ちよく使えないのがイライラするようになったので4気筒250に買い換えてしまいましたが…。

とりあえず、エストレヤはスピードへの誘惑や、アクセル開けることの快楽はないのでスピード違反やスピード出しすぎで事故ったりはしなさそうです。

・外観

250でイチバン!(主観です)

このキャンディクリムゾンレッド、小豆色を明るくしたような色です。ヘルメットはSHOEIのZ-7で、その赤を合わせて買ったのですがこれにそっくりな色でした。

昔、家の車の買い替えの時に、ブラッキッシュレッドマイカを選びたかったけど、結局グレーになったことがありましたが、私はこういう色が好きなのかもしれません。

個人的な感想というのを強調しておきますが、250ccの中で一番美しい造形だと思っています。

走行性能も大事なので、エストレヤに限らずですが、一度、試乗してみることをお勧めします。

あと、金属パーツが多い代わりに美しいエストレヤは、錆びが気になると思いますが、クレのスーパーラストガードと、それが適さない場所にはシリコンスプレーで拭き掃除しておくと錆びてきません。

フェンダー裏はいっさい油を塗るなど錆び対策はしなかったのですが、1年後でも全然錆びてませんでした。塗装されてる部分はやっぱり強いみたい。
でも、洗車後、油を塗り直し忘れていたミラーなどは錆びました…気づいてすぐ落としたから最小限の被害で済みました。(メッキも保護の一つだと思うんだけどそのメッキが錆びてきちゃうのね…)

基本的に、ボルトの頭とスポークにはスーパーラストガードを吹いていました。鏡面加工が美しいメッキ部品はスーパーラストガードを塗ると艶がなくなるので、保護力は落ちるけどシリコンスプレーを使っていました。
エンジンやエキパイ部は、スーパーラストガードは高温に耐えられないみたいなのでシリコンスプレーで拭き掃除。

こうしてれば全然錆びてきません。

・ギア、シフト

まぁまぁ良い

ギアを入れるとゴクン、と明確な感触があります。新車だからかもだけどギア抜けは全くなし。Nにも入れやすい。

・ブレーキ

止まれるけど、あんまり良くないかな

なんていうかあまり良くない気が…。でもね〜、わかりやすく効いてる風を装うためか、最初からガツンと効いちゃう奴よりは扱いやすくて良いと思います。
レンタルしたVTRやGSRなどより、かなり手前からブレーキをかけ初めています。
リアがドラムで、雨の中を走った後は少し鳴く時があります。

・サスペンション

うーん

タイヤの空気圧も関係あると思うけど、結構ドッコバッコと衝撃来るような。
最初は、なかなか良いと評価していたのですが、ヘッドのベアリングを調整するために、トップブリッジのセンターの大きなナットを緩めすぎたのでしょうか…。

・サウンド

平和。別に楽しいわけではない。


ボボボボボ…。
特に楽しくないです。
平和なサウンドです。でも、単気筒特有のドコドコいわして走りたいなら250では小さすぎるかも。パワーがない故に、普通に走る上でもある程度回転が上がってしまうので。

・ハンドリングなど

クセはあまりない

エストレヤはフロントが18インチです。現代のバイクは普通は17インチです。
確かに安定してる感がありますが、そんなに明確には感じません。

・ポジション

ハンドルの高ささえ合わせれば疲れない

膝は90度で、シートはフカフカで幅が狭く(尻が角に当たらなくて済む)、下半身はラクです。GSR250よりもラク。
でも上半身は、ちょっとハンドルが低いような…車体が小さいので無理からぬことです。これのせいで肩が凝りました。
ハンドルアップスペーサーなどであげれば良いと思います。
後、ヒールグリップはしにくいです。写真を見てもらえばわかりますが、足が当たるところが平らでない上に、左右で違う形をしているので、あまりヒールグリップとかをきちっとやって乗るタイプではないのでしょう。
買い換えたホーネットはニーグリップもヒールグリップも自然にぴったりとできたので、ナルホドナルホド…っと感心しました。

・取り回し

160kg台だからやっぱ軽い

前、重いって書いた覚えがありますが、レンタルでいろんなバイクに乗ってみた結果、まぁ軽い(250では普通)だと思います。

・総評

走行性能が気に入れば良いバイク

空冷単気筒でSOHCなので、今の主流の水冷より力がないし上まで回らないです。
そこのとこを頭では理解していたものの、実際に乗り比べてみるとかなり違ったので買い換えちゃいました。

ルックスは大好きでしたが…。

そういう無駄なことをしなくて済むように、レンタルバイクなどでぜひ比べてください。一回1万円ほどかかってしまいますが、1年で買い換える(55万-30万で1年間3,500kmなのに25万円無駄にしました)より25倍くらい経済的です。

コメント

  1. SR より:

    良い色ですよね。カワサキの在庫が少なすぎて買えなかったので、ここのブログを見て羨ましかったのですが、3500kmで手放されるとは…。
    お伺いしたいのですが、エストレヤの場合5000回転でどれくらいスピードが出るのでしょうか?

  2. UserCS0428 より:

    そうなんですよ!キャンディクリムゾンレッドはとっても美しい色なんです。エストレヤの造形にも合ってると思うし。
    とか言いつつ、ボディ白×ホイール赤のホーネットに買い換えちゃったんですけどね。

    5000rpmでの速度は、昔の記事の
    http://atodekaerukamo.blogspot.jp/2016/03/vtr.html
    にある、
    http://4.bp.blogspot.com/-BftupQv_LWQ/VtUXI44RIeI/AAAAAAAAAxY/ujeS_2VjI1g/s1600/%25E3%2582%25B9%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25AA%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25B7%25E3%2583%25A7%25E3%2583%2583%25E3%2583%2588%2B2016-03-01%2B13.02.13.png
    を見てください。(画像は車種名が間違っててややこしいけど。)タイヤ周長やギヤ比からの計算ですが、
    エストレヤは5000rpm回ってるとき1速で25km/h、2速で38km/h、3速で51km/h、4速で63km/h、5速で80km/h出てます。実際乗ってみても、そのくらいだったと記憶してます。

  3. SR より:

    返信ありがとうございます。
    80km/h以上はキツい、ということのようですね。街乗り以外だとツーリングも考えると物足りなさが出てくるのもわかる気がします。

    中古も考えていましたが参考になります。
    自分もホーネットは250ccの中でもカッコイイと思いますが、赤エストは本当に美しいですね~。

    • 元バイク乗り より:

      GSRを調べてて検索に引っかかりました。エストレア、懐かしい。
      学生時代にデビューして、外見は気に入ったけど、当時はスペック至上主義で(私だけでなく雑誌も周りも)購入に至らず。今なら低回転で走れる気持ち良さも分かるんだけど。
      W800みたいにABSとかも付けて、デビュー時みたいに前後ディスクブレーキにサドルシートで復活してほしいなあ。

      • 絶食飢餓ウサギ より:

        そうですねぇ。復活してくれると嬉しいですが、最近は250ccは4気筒の復活とかでまた性能競争の気運が高まってるような気がするので難しいのかも?
        今買うなら、GB350とかですかねー…。エストレヤみたいなバイクに乗りたいときに良さそうだと思ってます。