ホーネットのブレーキキャリパーOH、ホース交換をした

メンテナンス、カスタム

ODO: 36,300km

前後ブレーキキャリパーのOHと、フロントのホースをメッシュにしました。

目的はブレーキ引きずりの完全な解消。
ネタバレすると結局直った感じせず。
マスターシリンダーOHができていないせいかもしれませんが、とりあえずディスクブレーキは多少の引き摺りは仕方ないものだと思うので諦めます。

前回整備:揉み出し、誤魔化し

押し歩きの際にブレーキの引きずりが気になり、3000km前の2018年に、ブレーキピストンの揉み出しで誤魔化していました。

キャリパーOH(シール類の交換)

部品の用意

普通に以下の部品を発注して交換するだけです。

  • フロントブレーキキャリパー
    • シール大セット(ピストンシールとダストシール ) 06451-KV3-405 ✖️2
    • シール小セット(ピストンシールとダストシール )  06451-KV3-406 ✖️2
    • ジョイントシール 45103- MR7- 006 ✖️2
  • リアブレーキキャリパー
    • シールセット(ピストンシールとダストシール )  06451-443-405 ✖️1

ピストンの引き抜き方

油圧が効く状態で、最大限ピストンを押し出しておきます。

対向4potなので全部油圧では抜けません!
1つでもピストンが外れてしまえば、油圧がヌケますので全部のピストンを同じくらい最大限押し出せるようにピストンツール(キャリパーセパレーター)でいい感じに固定しながらブレーキレバーを操作して押し出します。

フロントのブレーキキャリパーのピストンは、リヤ側の左右2つがどちらも動きがシブくなっていました。

あとはピストンツールで引っこ抜きますが、これが硬えのなんの…。

フルードの代わりにエアを流し込んで押し出す方法もあると聞きますが、付け方よくわからんのでやめておきました。

ピストンやシールやボルト類の劣化度合い

シールを見ましたが、綺麗なもんでした。見た目じゃわかりにくい傷や硬化はあるかもしれませんが。

リアキャリパーのボルトはやはり汚い。交換して良かった。

ピストンは交換してもよさそうです。

ピストンの戻し方

ブレーキキャリパーピストンツール(キャリパーセパレーター)、これは拡げる方向に使わずに縮む方向に使うと、伸び縮みさせるボルトの先端のナットが緩んで分解しちゃいます。(安いから…ではないですよね?)


でも、フロントの対向ピストンの間には、キャリパーセパレーターの板を2枚とも突っ込む隙間がなく、押し広げる方向に動かしてピストンを押し戻すことには使えず。

仕方がないので以下のように押し縮める方向に使いました。

なんとかピストン戻して、完了
(リアに関しても同様にやっています)

リアの片押しキャリパーの錆びたボルトを交換

リアは片押しピンスライドキャリパーであるため、ボルト類が錆びてスライドしないと具合が悪いです。

以下の部品を交換します。

  • ①スライド用のフランジボルト 90180-MN8-006 
  • ②キャリパーサポートへ固定するボルト 45131-MN9-006
  • ③上記のボルト用ブーツ 45133-MA3-006

以下は、②と③の比較。交換前はボルトがデコボコになっていました。

余談ですが、このリアキャリパーのスライド用ボルトの劣化によるものか、リアのディスクは内側のある部分が少し片減りしていました。
バイク用品店でのタイヤ交換の際に指摘されたものでした。

フロントだけメッシュホースに交換

AC PERFORMANCE LINE の車種別メッシュホースを購入、5,680円。
交換は特に書くことありません。

感想: タッチは微妙によくなったが、微妙な引き摺りは直らない…

OHを完了し、フルードもいれしっかりエア抜きしたものの、少し引きずります!

まぁ、ディスクブレーキとして正常な範囲なのかもしれません。諦めます

余談:後悔:マスターシリンダーのオーバーホール失敗

マスターシリンダーOHをしたら引きずりが綺麗さっぱり無くなるのでは?と思いました。
そのためフロントのマスターシリンダーを開けましたが、サークリップによって押さえられているだけのはずのワッシャー(マスターシリンダーのピストンが抜けないようにするもの)が、とてもしっかり固着しており、外れませんでした。

リザーバータンク側から、小さな穴を綺麗にして、終わりです。
もともと詰まっていなかったようなので、変化なし。

最終的にはブレーキの引きずりはもともとこんなもんでしょということで終わり。

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