ロードバイクで霞ヶ浦ショートコース93kmを走ってきました。
目的はBROMPTONとの、輪行性能・走行性能の比較です。
前回はBROMPTONという折り畳み自転車で同じコースを走りました。このとき向かい風での進まなさに閉口し、そんな中でもロードが抜かしていくので走行性能を羨ましく思いました。また、ロードの輪行をしている人を見たのですが意外と簡単そうにやっていました。
そのため、輪行の大変さと、走行性能の高さを同じコースで確かめたくなったのです。
所要時間6.5時間(実走行時間5時間)、94.6km、平均速度19km/h、消費カロリー2300kcal。
距離同じでも速く漕ぐほうが消費カロリーこんなに多いんですね。
機材
今回使うのはFELTのZ5 2011 というカーボンロードです。
自転車が恐ろしく高価な現代ですが、このZ5 2011はコンポがフル105のカーボンフレームなのに2011年当時の定価が20万円で、値段が高すぎない良い時代のものでした。
2011年か2012年ごろ、高校生の時に安く中古購入して以来乗っているので、よーく見るとボロボロです笑
このぐらいボロボロになると輪行も気を使わずに行けます。
輪行は慣れと気づかいが必要で、少しでも足りないとフレームに傷入りますからね…。昨今の値上がりしたロードバイクでの輪行はなかなか難しいのではないかなぁと思います。
輪行(分解/組み立て)
輪行での分解組み立ては、まぁBROMPTONに比べれば確実に大変ではあるけど、苦痛のメインではなく全然いいかなという感じでした。
ただし輪行のやり方はよーく学んでセオリー通りにやらないといけません。私はこちらの動画で学びました( 輪行マイスターに聞く、完璧な輪行のやり方 (けんたさんチャンネル) )。
輪行袋のトリセツのやり方よりこちらのほうが全然しっかり固定でき、運びやすいので、とても助かりました!
あとBROMPTONより必要な物品が多いです。
袋はBROMPTONでも必要ですが、それに加えてホイール固定用のヒモ、肩ヒモ、スプロケカバー、フレームカバー、エンド金具と多いです。走行中の持ち運びがメンドイです。(BROMPTONはフレームの中に収納できてしまう輪行袋もあります。自分はそれを使っています)
また分解時に汚れた部分に触れて服が汚れる危険があります。折り畳みだと起こりにくいトラブルですが。明るい色の服を着ていると嫌な感じ。
時間的には、輪行開始/解除どちらも16分前後でした。
輪行開始:分解+袋に入れて歩き出せるまで16-18分くらい
輪行解除:袋から出して組み立てるまで6分、備品をしまって走り出せるまで+10分で合計16分
輪行(持ち運び)
輪行での持ち運びの際に、BROMPTONというか折り畳みのスゴさを思い知りました。
朝早い行きは駅も電車も空いていて、BROMPTONと比べてもロード輪行はまぁ許容範囲です。
ですが帰り、夕方は駅も電車も混んでいてめっっちゃくちゃ大変です!!!!
ロードでの輪行は入念な下調べと計画性が求められる、とても大変な行いだと思いました。折り畳み自転車ってすげぇなーと実感しました。
人にぶつけないように気を遣う
まず、人にぶつけないように歩くために大変気を使います。
パーソナルスペースが狭いのかなんなのか、変な形の大荷物を運んでいる人間(私)がいても、全く避けようとしない人もしばしば居てぶつからないかハラハラします。
もちろん自分は最大限、他の人を避けていますが、さすがに狭い道の真ん中を通られるとそれ以上に避けようがなく…。立ち止まったりスピード落としたりしても怖いです!
ロードは輪行袋に入れていても尖ってる部分に当たれば痛いですしね。
狭いところに気を遣う
また、物理的に通りにくい狭い場所もたくさんあります。
幅が狭い改札とか、エスカレーターとか、階段とか、駅ホームとか。
これらは混雑すると難易度がハネ上がります(ぶつけないように通るのが難しいのはもちろん、あまりチンタラしてると顰蹙を買うため)
BROMPTONだったらなんてことないのに、通るのを断念する場所がしばしばあります。
電車の混雑に気を遣う
そして電車の混雑、これも大変です、キャリーケースぐらいなら持ち運べる程度の混雑でも、輪行している自転車は怖くて持って入れません!
輪行袋で包んでいるとはいえ、輪行状態の自転車には硬くて尖った部分がたくさんあります。それが人に当たってしまったら…!
キャリーケースみたいに四角くて、ツルツルした形状なら大丈夫でしょう。でも輪行している自転車は妙な形だし尖っているしで危険です。
BROMPTONならシルエットが四角く、外側に尖っている部分もあまりないため、キャリーケースの集団のそばにいればまぁ目立たず乗れると思いますが、ロード輪行では無理です。
あと、車内での置き場に困ります。
これは特急ひたちの車内。
隣の席が空いていれば、ギリ通路にはみ出ないで収まります。もし隣の席に人がいればできない方法です。
混んできた場合もこの載せ方は不可能です。空席に荷物乗せて占領してしまっているのと変わりないですから…。
特急ひたちは(昔はもっと空いていた記憶ですが)このごろはどの時間帯でもわりと席が埋まっていて、とくに輪行しやすい一番後ろの席はよく埋まっています。
最後列の席だと、席の後ろのデッドスペースに自転車を置けるのです。
最後列の席ではなくてもこのスペースに置いてよいと思いますが、もし最後列の席の人のリクライニングを妨害したらヤだな…と気を遣ってしまいます。
なので自席に置いています。
あとは、デッキに置いて立っている手もあります。ただし座れないし、通過駅が多いと自転車の移動を強いられて辛いはずです。左右どちらの出入り口が使われるかで自転車の置き場を変えねばなりませんからね。
走行
BROMPTONのときと同じく09:16に土浦駅着。
ホームの東京寄りにあるお菓子の自動販売機は、ブルボンのスローバーが売っています。補給食に良いですよ!
輪行を解除し自転車を組み立てて準備します。
09:40ごろ出発。
荷物が多すぎて、ぱんぱんになったフレームバッグが内股に擦れて不愉快です!
トップチューブバッグも買いたくなってきました。
ロードバイクは流石に速いです!
BROMPTONは頑張ってせいぜい27km/h程度ですが、ロードだと楽に30km/h、頑張ると40km/h、追い風があると50km/hを越えられるので、さすがの走行性能だ!!と感動します。
止めて写真撮るより爆走の楽しさを優先したくなったので、今回は写真が少なめです。
さっそくスローバーで補給します。
11:25分ごろセブンイレブン稲敷古渡店に到着。BROMPTONで来た時より30分早いです。
フレームバッグが小さいので、補給食はコンパクトにします…。ミルク餡まんが食べたかったが、かさばるので無し…。また飲料の予備もなしです。
ボトルホルダーは2つつけてくるんだった!
代わりにおにぎりを多めに食べます。
前と違い、今日は強風の予報ですが自転車の人が多い気がします。
西岸はまともな向かい風を食らうことが(西岸より)少なく、また追い風のときもあったのでほとんどは楽に走れました。
風がどれくらい強いかというと、このように打ち寄せた湖の水が道路にまでハネるほど。もちろん、人間にも掛かります。
12:20ごろ、折り返し地点の北利根橋まで来ました。
BROMPTONより1時間早いですね。
ですが、BROMPTONのときより写真撮影で立ち止まってないことと、強風の日なので追い風のシーンでは早く走れているせいがあると思います。
東岸は風にさらされるシチュエーションが多く、またモロに向かい風になることが多く大変でした。こういうナチュラル防風林(いや雑木林)があるととても効果を感じられました。
ハンドル取られるくらい強い風で参りました。ロードで最大限体を伏せてもぜんっぜん進めません、15km/hも出ないときもあります。
BROMPTONでのチャレンジで負傷したアキレス腱炎を最大限庇うべく、荷物をへらし軽量な車体で、かつ土踏まずでペダルを回していますが、向かい風のせいで負担が増えそうです…。
マジで強風で大変だったため、猫ぐらいしか撮影してません…。
15:40ごろ、田村川水門公衆トイレに到着。
BROMPTONのときより40分早いです。
16:00ごろ、土浦駅着。
行きの輪行より、帰りの輪行の方が大変でした。
街や駅や電車内に人が増えてるから!
冒頭の「輪行」の章に全部書きました。
総評
ロードは速いし疲れなくてよいけど、輪行は辛いですね〜〜。
早朝の輪行はまぁ良いけど、夕方など人の多い時間帯はおそろしくツライです。
早朝に行って深夜に帰るしかないのでしょうか?疲れる…。
またロードバイクの走行性能は確かに恐ろしいものですが、強い向かい風にはなす術がないです。最大限伏せてもやはり強風の影響は強いです。
強い向かい風が吹いている日には、ロードかBROMPTONかで悩むより家で過ごしたほうが方が良さそうです。
(進めないだけでなく、強い風により涙が出るし寒さで鼻水も出るし、霞ヶ浦では打ち寄せた水が人間にかかるしで全体的に不愉快なライドになってしまいます。)
あと帰宅して手持ちの別な折り畳みとサイズ・重さ比較をしましたが、BROMPTONって数字で見るよりかなりズッシリ感じますね。2kg違うだけでかなり体感が違います。Dahon VISC EVOとかのほうが走行性能と大きさ重さのバランスよいのかなーと悩むようになってきました。重心とか持つ高さの違いかもしれませんが。
コメント