8年ぶりぐらいのロングライドのため霞ヶ浦に出かけました。しかも小径車であるBROMPTONで。
久しぶりだから、アップダウンがない楽そうな霞ヶ浦を選びました。一周最短約90kmの長さもちょうど良い。
コース選びは楽をしたぶん、機材はロードじゃなくてBROMPTON。
ですが、霞ヶ浦は平坦路で楽と思っていたら、実は風が強くて結構大変でした…。
最終的な記録は、7時間(実走行5時間20分)で93km、平均17km/h、消費カロリー1560kcalでした。
輪行
朝08:30 上野発 -> 土浦駅着 09:16 の特急ひたちで向かいます。
寝坊して遅い列車になっています。
特急ひたちでの輪行は初です。
載せるところに迷います…。
自席だと立てておくと横幅オーバーで右隣の席にはみ出ます。
しかし寝かせることもギリギリできません。
では上の棚はどうでしょうか。
周りに人が居ないので、試しに載せてみましたが落ちてきそうです…。手前がBROMPTONの前側ですが、地面側を向く左ペダルが棚に載らず邪魔です。棚の奥までBROMPTONを押し込めません。
車体を90度近く回転させると、左ペダルが棚の上に載り、だいぶ収まりが良くなりました。
ですが、棚に載せるのはガラガラでない限りあまりおすすめできません。大きく重い荷物ですし、落ちてこないとしても上げ下ろしは割と大変です。
うーん、特急ひたちでの輪行はBROMPTONといえども結構気を使いますね。
今回のようにガラガラなら、隣の席にはみ出てても気にしませんが、満席だとどうでしょうね…。
やっぱ普通列車が乗せやすい。
ロードバイク輪行の人は特急でどこにおいてるんでしょうね?
走行レポ
09:16、土浦駅に到着しました。
駅構内にデンとかまえるサイクルラックの存在が、ここが「つくば霞ヶ浦りんりんロード 」の近くだと実感させてくれます。
駅構内から外に出た感動を記録すべきでしたが、このあと90km走らなければという重圧が写真撮影を忘れさせてしまいました。
ということで、いきなり霞ヶ浦そばの農道?にワープです。
久しぶりの90kmのプレッシャーは、戦争史跡「鹿島海軍航空隊跡地」の誘惑も振り切ってしまえるほどです。2023年から一般公開が始まりました。
バイクだったら間違いなく吸い込まれていました。
あとこのあたり風が強い!
寒いし、思ったように進まない…。
厚いダウンコートに着替えましたがとても邪魔なので、やっぱり自転車用の軽量・薄型の良いウィンドブレーカー買うべきでした。
無風だと20-25km/h程度で走れますが、風があると一気に15km/h程度になってしまいます。
12:00ごろセブンイレブン稲敷古渡店で休憩。ここまで30kmぐらい。おにぎりとお菓子、プロテイン飲料を買いました。
紙パックは飲みガラから液が垂れるのでやめた方がよかったです…。
なお一周コースすぐそばのコンビニはたしかここだけです。他のコンビニはコースから少し離れないとダメだし、コースからの目視では気づきにくいです。
あと自転車ラックがあってよかったです。
ブロンプトンは後ろ三角を畳めば自立させられますが、リアキャリアに荷物乗せてるとそれができないんですよね〜。
そんなこんなで雄大な景色を見ながら走ります。
まだこんなに距離あるのかよ!
ロングコース79km(ショートコースだと-35kmで44kmぐらい)です
この時点ではロングかショートかでまだ迷ってました。
そんなこんなで折り返し地点の橋が見えてきました。「北利根橋」です。
もう尻が痛え!尻というか、「またずれ」かも。サイクルパンツを買うべきだったか。
対岸の橋の下からは、潮来市のほうにつづくりんりんロードが生えています。
少し行くとりんりんロード休憩所があり、空気入れがあるそうです。
これはその反対側(土浦駅に向かう、今回の進行方向)。こういうのどかな道が、BROMPTONにはよく似合います。
13:30ごろ、霞ヶ浦のすぐそばまで来ると、また風が強い。進まなくて辛い。
昼だからもう寒くはないけど。
おおっ、沈んでる船!
廃墟好きの心に響きます。
廃墟っぽい船もよいです。
心を無にしてひたすら走ります。
水分補給。
コンビニと違い自販機はコース側にちょいちょいあるため、困りません。
15:00ごろ、ショートコースとロングコースの分岐点。
右へ行くとロングコース(残り57.6km)、左へ行くとショートコース(残り22.5km)。
もう疲れてるため、迷わずショートコース!
橋を渡って、帰れる〜〜〜という気分を味わいます。しかしここからまだ22.5kmあります。
妙な構造物を眺めながら走ります。ネットで調べると、網でつくった生簀で鯉を養殖していた跡地だとか。
なんとなくヤドカリみたいな耕運機。
16:20、田村川水門公衆トイレに到着。サイクルラックがありがたい。
遠くに「都市」が見えてきて、旅の終わりを予感させます。
ここから土浦駅まで4km弱。
少し走ると、もう都市部に入ってしまいました。
16:40ごろ、土浦駅に到着!
やはり普通列車のほうが、ブロンプトンは載せやすいです。
18:30ごろ、上野駅構内のお店で食事。
ルーロー飯が沁みます。
ブロンプトンはキャリーバッグと似たサイズ感であるため、お店にも入りやすいです!
あとは帰るだけです。
帰ってみると右足が痛い。
弱いアキレス腱炎になっていました。踵のアキレス腱のあたりが柔らかくポコっとしたしこりができていました。
サドルを高くしすぎて、ふくらはぎがなんか疲れるな〜?と思いながら漕いでたのがいけなかったようです。
まとめ・感想
信号がないだけでこんなに楽しいなんて!
無理な追い越しをかける車や、変な場所に駐停車する車がいないだけでこんなに楽しいなんて!
坂がないだけでこんなに楽だなんて!
向かい風がこんなに辛いなんて!
トータルでは楽しい思い出になりました。あと、ロード輪行の人が意外と簡単そうに運んでいた + 向かい風など悪条件だとロードに乗りたいため、次はロード輪行で来てみたくなりました。
反省
ほぼ自分のメモです。
- 装備系
- 防寒薄くて小さい自転車用ウィンドブレーカーが欲しい
- 分厚いタウンユース用ダウンは取り回ししにくい
- クッション付きサイクルパンツが欲しい
- 3-4時間経過した折り返し地点で既に内股がスレて痛くなっていた
- ロードバイクと違い、ペダルに体重をかけて尻の荷重を軽減するのがBROMPTONだと(なぜか)やりにくいせいで痛くなりやすかったかもしれない
- BROMPTONのフロントキャリアブロックにつくバッグが欲しい。リアキャリアにリュックを縛り付けるのはめんどい。安く済むけど。
- アイウェアが必要かも。目に虫がスポっと入るのが気持ち悪い。でも一度だけだった。耐えられる
- 防寒薄くて小さい自転車用ウィンドブレーカーが欲しい
- 向かい風がこんなに辛いとは…!!
- 無風なら18-20kmくらいは楽に出るが、向かい風だと15km/hぐらいがやっと。
- そんな状況でもロードバイクに楽々抜かされたので、やっぱ平坦路でも風が予想されるならロードに乗るべきかも
- BROMPTONはがんばってこいでも、ポジションのせいかあまり暖かくならない…(ロードだと汗ダラダラになるのに)
- 携行食は家からもってったほうがいい。自転車乗りつつコンビニで買い物はめんどい(鍵かけてヘルメットの下のぼさぼさヘアを直して…工程が多い)
- BROMPTONは輪行が楽だし、店にも入れてしまうサイズ。でもやっぱ持ち上げる腕が辛い、ショルダーベルトが必要かも
- なぜ右足だけアキレス腱炎になった??漕ぎ方に悪い癖がある?つま先を下に向けすぎた?
風に逆らって漕ぎ続けたおかげで、なんだか都市部の平地は楽勝に感じられるようになりました。
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