10日間ほど海外に行く用事があったため、GRIIIを買ってしまいました。
※GRIIIに対して批判的なことも書いてるので、ファンは読まないで!
選定理由
一番に重視したのはサイズです。写真撮るための旅行ではないので、既に持っているSONY α7 III はデカすぎ、X100Vもやや大きい…スマホ並みに邪魔にならないけど本気出せば高画質なカメラが欲しくなりGR IIIを選びました。
中古と新品が数千円〜1万円ちょいしか値段が変わらない時期でしたが、出発まで間がないためすぐ手に入る中古をマップカメラで買うことにしました。
たけぇ…。
作例
ただの思い出紹介です。
感想
小さいことは良いことだ
GRIIIはやはり邪魔にならず隠匿するのが簡単で、人目を気にせずシチュエーション問わずすぐ撮れたのがとてもよかったです。
外国だとカメラ携帯するのも出すのも色んな意味で緊張しますし、いつでも身につけられているサイズというのは予想以上に重要です。
良くなかった点 : スマフォとの使い分けに悩む
しかしながら困った点もあります。
- ボディが小さくて感覚で水平が取りにくい
- いまどきコンデジで撮ってる変人に見える
- 水族館みたいに薄暗いとAFがかなり迷う
中でも最大の困ったポイントは「スマホのカメラが高画質化している現在、使い方に悩む」点です。
正直、スマフォ以外のカメラには、圧倒的なレンズやセンサーの性能が欲しいと(自分は)思いました。
GRIIIには速射性/高画質/目立たなさの3つの利点があると考えていますが、画質以外はスマフォも備えています。 そしてその画質は(撮って出しを小さい画面で鑑賞する範囲では)、急速にスマフォとGRIIIの差は縮まっています。
GRIII | スマフォ | |
いつでも携帯可 | はい | 抜群。防水も当たり前 |
目立たない | ややはい(コンデジは逆に珍しくなりつつある) | 抜群 |
速射性 | 良好。ただしAFの改善のため絞るなどして画質を犠牲にする必要もある | 良好 |
画質(ボケ) | 18.3mm 解放F2.8 APS-Cセンサのため、そこそこ | ほぼない。(ポストプロセスにより可能. ただし不自然なことも) |
画質(ダイナミックレンジ) | 抜群 | 素は悪い。(自動HDR機能等で向上) |
画質(解像性能) | 抜群 | ダメ |
GRIIIを必要とするのは、画質(素性の良い編集がしやすい画像データを得る性能)と携帯性/目立たなさの両立が重要なシーンかなと思いました。つまり今回のような海外旅行とか。
普段の私にはGRIIIはあまり必要がないということに気づきました。少しぐらい大きくても、GRIII比で圧倒的にセンサー性能がよかったり、ぱっと見でスマフォと明らかに違う描写が得られるレンズが使えたり、撮影の操作自体が楽しかったりするほうが嬉しいのです。
そして上記のことは2022年初めにX100Vを買ってGRIII (X)を買わなかったときに、自分の中で一回は答えが出ていたものでした。
実際に手にして使ってみることで、そのときの考えが妥当だったことがわかりました。
X100VはGRIIIよりは大きいですが、普通の生活ではこれとスマホの二刀流で十分じゃないかと思い至りました。
というわけで、普段の生活では私はGRIIIを必要としないため、そのうち売ろうかな…という気持ちになっています。
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