X-T2をレンタルした

カメラ

X-T2をレンタルした!

X-T2 camera image

富士フイルムのサービスセンターでは1日、無料でカメラ1台とレンズが2つをレンタルさせてくれる。

クレカや、「現住所が記載された」身分証、携帯電話などが必要なのでよく公式サイトを確認していくべし!
とくに「現住所が記載された」という条件は、普通の免許証は満たさないので注意。

X-T2は良いカメラだったが、独特の操作性や、ちょっとした仕様がよくなかったりしたので、欲しいとまでは思わなかった…。

借りたもの

  • X-T2
  • XF18-55
  • XF10-24

買うならまずコレ!というのを選んだ。

レンタル品の状態

わりと生傷が多い。

とくにX-T2はなんとセンサー焼け状態だった。
(正確に言えばセンサーの前のガラスの端っこ焼け?)

burned image sensor

サービスセンターのおじさんは問題としていないようで、焼けやすいのは本当なのか…と購買意欲が少し萎えた。

良い点

X70を使っていたので、新たに発見した良い点はそんなにない…

かっこいいデザイン

銀塩フィルムカメラっぽくてかっこいい。
exterior of x-t2

シャッターフィーリングがちょうどよい

「シャコン…」というシャッター音と、少しのショック。
小さすぎても面白くないが、大きすぎると人目をはばかる。やや静かな場所で使っても悪目立ちしない程度の音で、かつ撮影者自身には十分にシャッター切った実感を与えてくれる。

実用性も考えるととても良いシャッターフィーリングだと思う。

難点

操作性

絞りリング

縦持ちのときなどに、親指とひとさし指で操作するダイヤルのほうが楽。

また、F値が刻んで無い絞りリングのレンズの場合は特に、従来型ダイヤルの方が操作しやすい思う。
画面表示を見ないとF値がわからないのであまりレンズ側絞りリングである利点がない。しかもAutoスイッチがリングとは別にあるために直感的でもない…。

一眼レフの右肩液晶は、指標つきダイヤルと同じような効果をもたらしていたようだ。(撮る前に上から見て設定がわかる&できる)

電源オフ時のバッファのフラッシュ動作

バッファのフラッシュとは、バッファの中身を一気に他所に書き出すこと。
この動作がいただけない。

X-T2の電源スイッチをオフにすると、現在バッファにある画像を全てSDカードに吐き出す動作に入る。その最中は電源スイッチをオンにしようが何しようが、全てのデータを書き込み終わるまで操作を受け付けない。

本来なら、一眼レフの上級機のように、バッファに空きが出来次第、撮影可能になるべき。
X-T2はかつて富士フイルムのAPS-Cミラーレスのフラッグシップだったはず。

一眼レフと違いミラーレスは頻繁に電源スイッチを操作する。このような仕様だと非常にストレスが溜まる。
(勘違いだったらゴメン)

チルト液晶を使うとファインダーが邪魔

cumbersome finder
ただチルト液晶を起こしただけだとこのようにファインダーが視界に被り見にくい。
X-T2だけじゃなくてチルト液晶つきミラーレスはどれもこうなのかな?
α7はチルト液晶をもっと手前まで出せるから問題になりにくいような…。(参考: α7IIの液晶のチルト )

EVFのセンサーが過敏。手動切り替え方法も乏しい

縦持ちの時のレンズを支える左手や、液晶をチルトさせる時の手などにいちいちEVFのアイセンサーが反応する。
EVFに切り替わってしまい液晶画面が消えるので非常にストレス。復帰も一瞬ではない。

それならば手動で切り替えたいが、簡単に切り替える方法もない。(と思う)
EVFのオンオフ切り替えはVIEW MODEボタンを使うことになる。
しかしこのボタンは5つの表示モードを順に切り替えるためのもので、単純にEVFオンリーと液晶ディスプレイオンリーの2つのモードを切り替えるためにはボタンをムダにぽちぽち連打する必要がある。

単純にEVFとディスプレイを手動で切り替えるだけの設定が無いらしい。(あったらゴメン、でも調べても無いみたい)
不便。
なお後継機ではチルト時にアイセンサーは自動でオフになるように変更された。

総評

いままで富士フィルムのX70を使っていたので、富士フイルム機の良い部分は前から知っていた通りだった。
写りは満足だし見た目も触り心地もよいけれど、
レンタルして初めて実感した、良く無い部分によって、X-T2はあまり欲しくはならなかった…。
そこらへんが解決された後継機はもっと魅力的だけど、フルサイズミラーレスと勝負できるお値段なのでちょっと買えない…。

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