auのスマフォを機種変更する

日記

現在の機種は2015年3月より使用のiPhone6 64GB。性能的にはあと1年か2年は余裕で戦えそうです。
最新機種と比べて明らかにイライラするのは指紋認証の速度くらいです。あと気になるのはRAMが1GBゆえ、ブラウザのタブや一時中断したアプリなどがすぐリロードされることかな。

そして私は今まで、ほぼiPhoneとAndroidを交互に使ってきました。総数は多分5台と大したことないですが。
次はAndroidの番になりますが、本当にこれでいいのか迷っていました。

で、結局iPhone7 Plusを注文しちゃったんですが、この記事はなぜそうしたのかってのを忘れないためのものです。

なぜ機種変更するのか

一台を長く使うのも良いですが、しかしながらMVNOではなく1ヶ月何千円もかかる3大キャリアと契約する上でのメリットは、高い通信品質の他に端末代に割引がつくこと。
機種変更も5年に一回くらいしかしないし、通信もほとんどWi-Fiだ…という人はMVNOがいいと思います。

auの端末代割引は「毎月割」と言います。これが端末毎に絶妙に(利用者にとってでなくauにとって)設定されているので、場合によりiPhone7 Plusみたいに10万円ぐらいする端末も、7万円くらいの端末、どちらもほぼ同じ金額を毎月払うことになります。

MNPしても良かったんですが、iPhoneとなるとdocomoでもsoftbankでも私の条件だと料金ほぼ一緒なんですよねー。ついでにsoftbankは昔使っててあまり好きじゃない、というのもiPhoneとAndroid用にSIMカードが分かれてて一枚で共用できないからです。

なお、docomoやsoftbankと違いauはLTE用とVoLTE用SIMカードが分かれててやっぱり良くないです。
さらにauではVoLTE非対応機種ならば代わりにCDMA2000に対応してないといけません。(データ通信はLTEでやるけど、通話はCDMA2000 1x MCに切り替えて行う。auの機種はこのため通話中にネットができない。このCDMA2000は特殊なので、使ってる事業者が少ないので搭載してないことが多い。VoLTEではデータ通信も通話もLTEだからCDMA2000は対応してなくて良い。)
こことか見てると基本的にSIMの使い回しは考えるべきことが多すぎて大人しく追加でMVNOと契約した方がマシな気もしちゃいますね。

機種選び料金編

例えばiPhone7 Plus 128GBは総額104,760円、24ヶ月払い4,365円/月ですが、毎月割で-2,445円/月されるために、結果として1,920円/月で済みます。

Xperia XZは73,340円、24ヶ月払い3,060円/月ですが、毎月割が-1,161円/月と少ないため、結果として1,899円/月になりiPhoneとほぼ変わらなくなってしまいます。

auでは、Androidで人気機種は毎月割が少ない感じです…。
isai beat (69,120円)、Galaxy S7 Edge (59,400円)も毎月割の違いにより、同じく1,899円/月になってしまいます。

(ここは各キャリアで売りたい機種が違うのか、明確に差がつくキャリアもあります。auはほぼ変わらなかったけど)

よって、月のローン代が同じなら高額な機種を買ったほうが気が済むような感じです。

機種選び本体編

サイズ:

実際に触ってXperia XZとiPhone7 Plusを比べた結果、サイズ的にはXperia XZがちょうど良い。Plusは明らかにデカい。iPhone7は持ちやすいが画面が小さく感じてしまう。

Xperia XZのがちょっと好き。

カメラ:

Xperia XZの方が広角寄りのレンズも好きだしカメラの色味もちょびっと良く見えます(作例を見たけど変わらないのもある)。景色撮りが多いので何より広角よりのレンズは好感触。
iPhoneの方が暗さには強いみたいです。Plusの2倍レンズってそんな使わなそう。

Xperia XZのが好き。

処理性能:

iPhoneはAntutuスコアが17万、Xpria XZは14万だそう。
発表された時期は似たようなものですが、Androidは採用するメジャーなSoCの更新時期があるので性能は横並びにならざるを得ません。
正直、Antutuスコアが3万くらいあれば、ゲームさえしなきゃ使えると思います。よってどっちでもいい。
なお、Antutuはバージョンによって値が変わるらしいので、この値は、違う時期に採られたもの同士で比べられません。
手持ちの機種ではAntutuベンチを回したところ、iPhone6は8万、5sは6万、旧式のXperiaは1.6万でした。
それとXpriaはグローバル版が内蔵ストレージが64GBに対し国内キャリア版は32GBと、ケチられてるのが気になります。
iPhone7 の勝ち。

バッテリー:

家族のAndroidを使った経験からすると、Androidはゲームや動画やウェブブラウジングなど、使っている時には結構順当に減っていくんじゃないでしょーか。
あと、Androidはインストールしただけで裏で勝手に動き始めるアプリもあるので電池持ち的には不利でしょう。
(もしバッテリー容量や画面サイズが同じなら)多分iPhone7 /Plusのが良い…と思う。

OS:

iOSでもAndroidでも今はどっちも使いやすいと思うしサクサク動くから、操作する上ではどっちでもいい。ゲームはほとんどしない。
Macを持っているから、iPhoneだと連携がしやすい(特にAirDropや、iPhoneの電話をMacで受ける機能や、フォトストリームとか。)かな。Macの標準機能は使えませんが、Androidとでも追加のソフトウェアやサイトを利用して同じことができることが多いし、大抵Windowsでも通用する方法になるから汎用性はそっちの方が高い。

iOSというかiPhoneは自由度が低い点は確かにあり、フォントは変えられないし、ランチャーアプリとか使えないし、どんなサービスがどんな通信をしているのかを監視したりするとかはできないし、ロック画面にアプリ固有の例えばミュージックアプリのパネルを置いたりできないし、ステータスバーに何か好きなものを表示させたりもできない。(別に私はあまり拘らないからほぼしないんだけどね…)

しかしデキナイが増えるとシナクテイイも増えるらしく、

Androidは裏で動いてるサービスや、終了してないアプリを気にする必要があるのがネック。メモリ解放のためにアプリスイッチャーから使わないアプリをキルしたり、裏で動いてるサービスを監視して無駄に電池くわないようにしたりするのは、煩わしく感じることもある…。自動でやるアプリもあるが、そいつのせいでトラブルが起こることもあるし…。しなくていい、する必要ないのが一番。

デザインは当たり前だけどiOSのが統一感あります。Androidは、下手にメーカーが手を加えてあって標準アプリ間のGUIの統一感がなかったりする時があります。

あと、最大の懸念としてOSのアップデートがすぐ来なくなる というのがAndroidにはあります。

Xpria Z3などみたいに、長いこと面倒見てもらえる機種もありますが、それでも長くて2年といったところで、キャリアで売ってるスマフォは下手すると1回もアップデートがこないこともあります。(フラッグシップ機は面倒見が良い傾向がある気が…)

家族使っていたのあるスマフォは2014年にAndroid4.2.2を搭載して発売され、一度もOSのアップデートはされませんでした。また同時期に発売されたXperia Z Ultraは4.2.2から4.4.4に上がりました。しかしグローバル版だけは5.0まで上げてもらえました。

キャリア版はグローバル版と仕様が違うところがあるので供給に時間がかかるし、普通に供給自体されないこともよくありますしね。

その点、iOSは2012年9月発売のiPhone5が未だに最新のOSにアプデできます。2011年発売の4sは、2016年9月ごろに出たiOS10の前のバージョンまではアップデートできました。iOS(というかiPhone)は、快適に使えるかは別としてだいたい5年ほどはOSアップデートしてもらえるということですね。
しかもアップデートは全世界で同じタイミングでできるようになり、Androidでの、 Googleが新OS発表 → (機種によっては)スマフォメーカーによる配布を待つ→ 国内キャリア版はさらに数ヶ月待つ、 といったもどかしさは感じずに済みます。

ちなみに、上で言ったAndroidのOSアプデの問題は、Nexusシリーズなどならある程度改善されてはいます。アップデート保証プログラムで2年くらいはOSのバージョンアップデートを保証してもらえるので。
セキュリティパッチなら3年間。

モバイルタンク4:Androidセキュリティパッチ配布の迅速さも端末購入時の一つの指標かもしれない によれば、このセキュリティパッチの配布の頻度もモノによるっぽくて、グローバル版だと毎月のように来るそうです。Googleが毎月配布してるそうなので、まぁそのくらいの頻度であって欲しいですよね。
Googleもセキュリティパッチ普及を頑張ってるらしいので、キャリア版でもいつか改善して欲しいですねー。
docomo:提供中の製品アップデートや、au:製品アップデート情報一覧などを見ればわかるけど、現時点ではとっきどきしか来てないみたい。いつまで提供してもらえるかはよくわからないけど。

この辺は黒翼猫のコンピュータ日記 2nd:国産Android 端末のセキュリティパッチ適用が大惨事Nexus以外お勧めできないでも細かく指摘されてます。

セキュリティ:

今回、iPhoneを選んだ最大の理由。


スマートフォンはパソコンの何倍も個人情報のカタマリだし、必要不可欠な日用品でもあります。BlackBerryは利便性の関係で選べませんが…。


Androidは特にキャリアが販売してる機種などは所有している機種にOSのアプデ(バージョンアプデだけでなく、セキュリティパッチも)が来なくて古いOSを使い続けざるを得ないことが多いし、
GooglePlayは審査がザルなのか、そもそもどんなふうに審査してるのか知らないけど、ヤバそうなアプリがゴロゴロしてる…。
昔Androidを使っていた時はあまり気にしていませんでしたが。

  1. 人気やダウンロード数が頼りにならなそう:
  2.  200万ダウンロード以上、評価4以上でレビューに目立った悪評なしのアプリでも、機能に関係ないパーミッション(ストレージへのアクセスやマウント・アンマウント権、電話へのアクセスなどなど。電話は着信を検出しアプリの動作を変えるのに必要らしいが、そういう用途では使ってなさそう)がもりもりのアプリがある。
    アプリ開発に慣れてないなどで、他所からmanifestファイルを一部コピーしてきたりしたせいでいらない権限の要求が入っちゃってるなら分かりますが、多分違うでしょう…。

    アプリの製造元が中国だったし、なんか抜かれてたら嫌だなぁ。

  3. 権限は許可制だが…:
  4.  アプリの本来の機能を達成する上で、SNS関係のアプリなど連絡先や写真やネットワークなどにアクセスする正当な理由があるものの場合、アプリにアクセスを許さざるを得ない。そしてこの権限があれば機能上は中のデータを勝手にどこかに送信することもできる。
    (アプリ本来の機能を実現する上で必要なさそうな権限は、Androidの機能で個別にOFFにすれば別に良さそうだしそもそもアプリ自体インストールしなきゃいい)

  5. Googleの審査:
  6.  権限を与えられたアプリが、好き勝手しない保証は、Googleの審査以外にありません。多分。(セキュリティソフトもあるか…頼りになるかはわからないけど)
    でも余計な危なそうな権限を要求する上、それを何に使うか説明してないアプリがストアにゴロゴロしてる現状を見るに、Googleもそんなにしっかり審査してるわけではないと思います。
    Appleみたいにコードを読んでしっかり審査してるなら、悪用されると危ない権限を要求してても変な使い方はしないでしょうが…。(でもAppleでも昔、AppStoreのアプリにマルウェアが入ってて話題になりましたから完璧ってわけではないのでしょう)

それに対し、Appleは端末の識別に使う識別子を現時点ではAndroidより厳しく制限していたり(参考リンク)、AppStoreの審査が厳しかったり、外部キーボード使用でもパスワードなどの入力時には標準キーボードに切り替わったり(確かめてない)、全体的にiPhoneの方がAndroid「よりは」安全にアプリを楽しめる環境のようです。
でもあくまで「よりは」、です。

AndroidアプリはJavaで書かれるので、ストアで配布しているapkから逆コンパイルしやすいみたい。でも難読化が施されてるかもしれません。
iOSアプリでもできるのかもしれません。

動きが気になったら調べることはできるんですね。

そんなことしなくても、こっそり情報を送信してないか気になるだけならパケットキャプチャという手もありますが、時々しか通信してない場合は見つけづらいですしね。


Googleの審査が厳しくなるとかすれば嬉しいんですがね〜。

結果はiPhoneを選択

iPhoneを使っていたのにまたiPhoneにしました。同じ機種ってなんか新鮮味がなくてツマンネーので、Androidを買おうとしていたのですけどもね。Android自体は好きだけど、それを取り巻く環境にちょっと飛び込むことを躊躇してしまうので仕方ありません。そのうちメインとしてではなくサブとしてAndroidスマフォを買おうと思います。
ゲームをするならiPhoneでやれば良いし、ゲーム以外なら2万円くらいのAndroidで十分ですから。アップデートが一切こなさそうだけど。
iOS機とAndroid機はどちらも手元に置いておきたいのですが、iPhoneは高い金出さないと手に入らないのに比べ、Androidは安くてちゃんと動くのが買えてしまいますからこういう買い方に落ち着いちゃいます。
Androidは1万とか2万でまともに動くのが買えてしまうのもいいポイントですね。Androidが中国などで沢山のシェアを獲得するのも分かります。ただADBドライバ(手軽にアプリを実機で動かすのに必要。専用のがなくてもちょっとの設定変更で動かす方法はあるみたい)がちゃんと用意されてないのもある…とかそういう問題もあるので悩ましいですが。

(間違いとかもあるかもしれません。上記は全部自分の感想とどうして選んだんだっけという備忘録的な意味も含め書いたものです。※個人の感想です ってやつです。)

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