EOS 5D Classic(初代)のミラー落ちを自分で修理する

EOS 5D初代はミラーが落ちることで有名です(?)。
自分のも落ちたので自分で修理しましたという記事です。

ちなみに、2chにも自己修理を行う場合の解決方法や接着剤の選び方を書きました。
記録のためにこのページを書きます。

状態

eos 5d mirror down

買ってから1週間も経たないうちに、約1,000ショットでミラー落ちです。
シリアル番号の上2ケタは03。

これまで耐えてたと思われる個体でも、あっさりとミラー落ちしました。
撮影の翌日に静かに外れていました。

eos 5d strange firmware version
ちなみにこの個体はファームウェアバージョンがVer 4.00です。
しかもバッテリーの端子付近に「設計 xxx(人名?)」と書かれているので、まぁ普通の個体ではなさそう。外観は綺麗だったし。
2ch情報では開発機か何かかもとか。

修理方法

接着剤の選び方

2chにも書きましたがアロンアルファ等の瞬間接着剤はダメです。接着成分が揮発して、周りにくっつく「白化」が起こります。
セメダイン スーパーXなどのシリコーン系接着剤を使用してください。乾くのが遅いため貼り直しが効き、弾性接着剤のためか衝撃にも強い(とパッケージに書いてある)です。

近所に売ってなかったのでセメダイン スーパーXハイパーワイドを使用しました。

接着方法

eos 5d mirror reversed

ミラーを裏返すと4点だけで接着されていたことがわかります。この4点はゴムっぽい素材です。
そしてこの4点で、ミラー裏面に薄い黒い幕が接着されていることもわかります。この幕は4点以外ではミラーに固定されていないし指でもカンタンに曲がるので気をつけてください。

この4点の黒ぽちにセメダイン スーパーXをほんの少しだけヘラで塗ります。この接着剤は乾いてもベトベトするらしい(by Amazonレビュー)のではみ出さないようにしましょう。
納豆みたいに糸を引くので注意。

eos 5d mirror glued

説明書には10分乾かしてから貼り合わせるように書いてありますが、私は忘れて接着しちゃいましたが大丈夫でした。
ゴミを引きつけないようにすぐ貼ったほうがいいかも。
ミラー裏面についた指紋は貼る前に拭き取ってください。

eos 5d mirror arm

ミラーには前後の違いがあるので気をつけてください。4点のうち2点が離れている方が手前になります。
静かにミラーを支えの上にのせ、指で奥と手前を軽く抑えます。
そしたらミラーが地面と平行になるようにカメラを斜めに寝かせ、丸一日待ちます。

これでおしまい。

さらなる補強方法

ミラーの裏面は、ミラーに(4点以外では)接着されていない黒い幕があるので、接着面積をこれ以上増やすことはできません。
なのでリコール時のように、ミラーの横を接着し補強するほかありません。

しかしリコール時に使われた補強部材が手に入らないし、ヘタなことをやってミラー周りの重さが変わってシャッターフィーリングが悪化しても嫌なので私は何もしませんでした。
セメダイン スーパーXなら耐えてくれることを信じて……。

経過

そのあと100ショットくらいしましたが今の所は異常ありません。あった場合追記します。

2ch情報ですが、お店に出すと15,000円くらいかかるらしいです。どのような補強がされているのか、いないのかわかりませんが、心配な人は自分で修理せず出すべきだと思います。

EOS 5D Classic (初代) を今更購入した

EOS 5D 初代をいまさら購入!

eos 5d exterior1
eos 5d with unmounted lens

Fujifilm X70を使い、マニュアルでの写真撮影や、現像・レタッチの楽しさを知った。

レンズ交換式デジタルカメラが欲しくなり、本当は新し目のミラーレス、X-T2とかα7 2、α7 R2などを買おうと思っていた。
一眼レフは現在のWBや露出が撮るまで確認できないしシャッター音も消せないので、はじめは候補になかった。

何回かお店に行って眺めたり触ったりしたし、flickrで作例も見たがどのカメラがいいかさっぱり決められなかった。
なのでとりあえず買って後悔しない値段のEOS 5Dを買うことにした。

  • 26,000円のEOS 5D 初代
  • 1,000円の互換バッテリー
  • 2,000円のSD->CFカードアダプター
  • 12,000円の中古 EF50mm F1.8 STM

合計で41,000円で一式揃えたことになる。

結論としては、撮っていてとても楽しいカメラ!
一眼レフの良さがわかった。

以下はEOS 5D classic レビュー

ファインダー

eos 5d finder exterior
eos 5d finder

eos 5d finder

見やすい!中古でEe-Sマットに換装されてるおかげかMFしやすい!

通常時の情報表示はF値、SS、露出バー、連続撮影枚数(バッファの空き)。
ISO感度はボタンを押さないと表示されない!

透過液晶ではないのでグリッド表示などはできない。

写り

(作例はぜんぶ圧縮後のものなので、そのうち気が向いたらflickrか無圧縮のものに貼り替えます)
eos 5d example shot
大変きれい!

Fujifilm X70と同じ調子でRAWの暗部を持ち上げようとすると盛大にノイズが出てくる。また、ダイナミックレンジも確実に狭い。
フルサイズといえどそういう部分は、やはり2005年発売の古さを感じる。

しかしそういうスペックを気にしなければ、綺麗な写真に見える。
拡大したり増感したりしなけりゃ、写りから2005年発売という古さは感じない。

本体26,000円で買えるデジタルカメラのなかでは文句なく1番綺麗なんじゃないかと思う。

高感度性能

ISO 800作例

eos 5d iso 800
ISO 1600作例

eos 5d iso 1600

ISOは100~1600が常用。50と3200が拡張感度。

ISO 1600程度でもノイズも色もそんなに気にならない。
普段からISO 800くらいまでは躊躇なく使える。

動体撮影

後述するがサーボAFも割と合う。
しかし連写が3FPSだし、RAWだと連続17枚(=5.6秒間)まで。

動体は全然撮らない…というか撮れるカメラを使ったことないので評価できない…

AF

AFポイント

eos 5d af points
(画像はEOS 5D 初代の公式パンフレットのもの)

オーソドックスな9点AF。サーボAF時にはたらくアシスト測距点が6点。
悪条件でなければ普通に快適。

中心1点以外はクロスセンサーではないため、対象物によっては合わないことがある。

また、少し暗くなるともっと合わなくなる。

X70と比べて苦手な対象物が多いが、暗くなければ速さは遜色ない。

暗所AF

あまり期待できない…。
2016年発売のFujifilm X70と比べると確実に悪い。

基本的にどのAFポイントでも暗くなると合わせにくくなる。中心のAFポイントは微妙にマシ程度。
そのため発表会や夜景などの撮影では少しAFに不安だと思う。センサーがピントを合わせやすい物に意識的にAFポイント合わせてあげる必要がありそう。

大きなOVFなら人間でも普通にMFできる程度の暗さ(夜間、他の車のヘッドライトに照らされた車内や、街灯に照らされた道など)でもAFは迷い、さっぱり合焦しない。コントラストの強いものに向けると稀にピントが合う。

肉眼でもよく見えないレベルの暗さだと、当然どうあがこうが無理。Ee-Sマットが装着されてることもありかなり大変だがMFで合わせている。
ここまでの暗さだとX70もあまり合わせてくれず、暗さゆえMFのピーキングアシストもうまく動かないためカンで合わせることになる。

動体AF

サーボAF(AF-C)は2005年発売の機種のわりに意外ときちんと合焦し続けてくれて、明るい場所では確実にX70よりAF-Cの性能は高い。
(X70はけっこうAF-Cの性能が低いので喜べないけど)

操作性

eos 5d sub display
eos 5d back

レスポンス

基本的な撮影操作のレスポンスはとても良い。起動や、待機状態からの半押しで復帰も一瞬。メニュー操作も快適。

しかし画像再生はトロい。サブダイヤルで画像を切り替えていくのだが、まず画像をボヤけた低解像度で読み込み、1秒くらいしてから鮮明に表示される。
しかしどうせよく見えない液晶なので大してイライラはしない。新しめなデジタルカメラと隔世の感があるというだけ。

マルチコントローラ(ジョイスティック)

これはカスタムWB設定や、画像再生時の拡大位置移動、AFポイント移動に使用する。

AFポイント変更ボタン無しにダイレクトにAFポイント移動ができるよう設定しておくと。とても使い勝手が良い。
ひし形の9点にAFポイントが並んでいるため、どのAFポイントに移動するにも1入力でできる。
(今の61点AFセンサーとか移動操作が面倒そう)

バッファのフラッシュ動作

バッファに画像が溜まっておりCFカードに書き込む必要があるとき、電源を切って→またすぐ入れたときでも、バッファに空きが出来しだいシャッターが切れるようになる。

当たり前に思えるかもしれないが最近の一眼レフでも下位機ではできないらしい。(全部書き込み終わるまで待たされる)
また、FujifilmのミラーレスのフラッグシップであったはずのX-T2でもできなかった。電源スイッチをオフにして、バッファの中身を全て書き込む動作に一旦入ると、途中で電源スイッチをオンにしても、バッファが完全に空になるまで待たされて非常にイライラする。

不満点

絞りプレビューボタンの位置が変

eos 5d preview button

この位置につけたら右手では絶対押せないし、左手でもレンズから動かさないと押せない。
右側につけるか、ニコンみたいに右手でも押しやすい位置につけてほしい。

ちなみにEOS 5D mark2でも同じ位置にある。EOS 5D mark3でようやく右側に移動した。

Mモード + ISO AUTO + 露出補正ができない

Mモード時に、ISO AUTOにして露出補正…という操作が大好きだがそれができないのがマイナスポイント。

高感度に強い今時のカメラならSSやF値を好きに設定し、好きな露出補正をかけ、その帳尻合わせをISO感度でしてもらう…ということができると便利。EOS 5DもISO 1600が使い物になるので、そのような設定ができて欲しかった。

ちなみに、これ(MモードでISO AUTO + 露出補正)はCanonでは導入が遅く、フルサイズではEOS 5D mark4やEOS 6D mark2の世代から。1DXは2014年1月のVer2.0.3のファームウェアアップデートで対応。それより前はできない。
ニコンではハイアマ向けフルサイズ初登場のD700からできていたらしい。

カスタム設定が足りない

eos 5d mode dial

モードダイヤルにカスタムユーザ設定が1つしかないのもマイナスポイント。EOS 5D mark2からはC1~C3と3つに増えているので、やっぱりみんな不満だったのかな。

ダイヤルの感触があまりよくない

メインダイヤル・サブダイヤルともに、回した感触が少し安っぽい。カチカチカチカチと音を立てて回る。電気屋で触ったEOS 5D mark3はもっと静かにしっとりと回ってた覚えがある。

情報表示が足りない

ISO感度は常時表示にしてほしい。RAW記録をしているとISO AUTOにはできないのでISO感度を常に意識しておく必要があるが、常時表示でないので「しまった!」ということが起こる。

また、ファインダー内に格子模様が表示できない。(透過液晶をファインダー内に持つ機種なら表示できるが、EOS 5Dはないのでグリッド付きスクリーンに交換必要)まぁ透過液晶つけるとファインダーの見え方に影響があるのでトレードオフではある。
その上、電子水準器もない。なので水平を合わせるのが意外と難しい。

それ以外では、不満はない。

よく見えない液晶画面

eos 5d display image preview
DSCF0071.JPGeos 5d display setting menu

メニュー表示などでは明るさや色ともにあまり不満はないが、写真の表示となると話は別。
ピントがあってるのかあってないのか、ブレてるのかブレてないのかが最大まで拡大して確認したとしてもあまり自信をもてない。

EOS 5D 初代の2.5インチ・23万ドットからmark2では3インチ・92万ドットと飛躍的にマシになっているので、やはりみんな不満に思ってたのかな。

保険としてSSを上げながら数枚取ることで代用。

総評

2019年に買っても趣味レベルならぜーんぜんまだ使える2005年発売のカメラ。

すでにカメラの使い方がわかっているものの、初めてのフルサイズミラーレスやEFマウント機に大金をブチ込むかどうか迷ってる人は買ってみるのもアリ。EFマウントレンズはミラーレス時代でも無駄にはならないので。

ただし、全くのカメラ初心者が買うのはおすすめできない。今から始めるなら、設定がファインダーやライブビューに反映されるミラーレスの方がすぐ上達できると思う。(自分も初心者側だけど……)

X-T2をレンタルした

X-T2をレンタルした!

X-T2 camera image

富士フイルムのサービスセンターでは1日、無料でカメラ1台とレンズが2つをレンタルさせてくれる。

クレカや、「現住所が記載された」身分証、携帯電話などが必要なのでよく公式サイトを確認していくべし!
とくに「現住所が記載された」という条件は、普通の免許証は満たさないので注意。

X-T2は良いカメラだったが、独特の操作性や、ちょっとした仕様がよくなかったりしたので、欲しいとまでは思わなかった…。

借りたもの

  • X-T2
  • XF18-55
  • XF10-24

買うならまずコレ!というのを選んだ。

レンタル品の状態

わりと生傷が多い。

とくにX-T2はなんとセンサー焼け状態だった。
(正確に言えばセンサーの前のガラスの端っこ焼け?)

burned image sensor

サービスセンターのおじさんは問題としていないようで、焼けやすいのは本当なのか…と購買意欲が少し萎えた。

良い点

X70を使っていたので、新たに発見した良い点はそんなにない…

かっこいいデザイン

銀塩フィルムカメラっぽくてかっこいい。
exterior of x-t2

シャッターフィーリングがちょうどよい

「シャコン…」というシャッター音と、少しのショック。
小さすぎても面白くないが、大きすぎると人目をはばかる。やや静かな場所で使っても悪目立ちしない程度の音で、かつ撮影者自身には十分にシャッター切った実感を与えてくれる。

実用性も考えるととても良いシャッターフィーリングだと思う。

難点

操作性

絞りリング

縦持ちのときなどに、親指とひとさし指で操作するダイヤルのほうが楽。

また、F値が刻んで無い絞りリングのレンズの場合は特に、従来型ダイヤルの方が操作しやすい思う。
画面表示を見ないとF値がわからないのであまりレンズ側絞りリングである利点がない。しかもAutoスイッチがリングとは別にあるために直感的でもない…。

一眼レフの右肩液晶は、指標つきダイヤルと同じような効果をもたらしていたようだ。(撮る前に上から見て設定がわかる&できる)

電源オフ時のバッファのフラッシュ動作

バッファのフラッシュとは、バッファの中身を一気に他所に書き出すこと。
この動作がいただけない。

X-T2の電源スイッチをオフにすると、現在バッファにある画像を全てSDカードに吐き出す動作に入る。その最中は電源スイッチをオンにしようが何しようが、全てのデータを書き込み終わるまで操作を受け付けない。

本来なら、一眼レフの上級機のように、バッファに空きが出来次第、撮影可能になるべき。
X-T2はかつて富士フイルムのAPS-Cミラーレスのフラッグシップだったはず。

一眼レフと違いミラーレスは頻繁に電源スイッチを操作する。このような仕様だと非常にストレスが溜まる。
(勘違いだったらゴメン)

チルト液晶を使うとファインダーが邪魔

cumbersome finder
ただチルト液晶を起こしただけだとこのようにファインダーが視界に被り見にくい。
X-T2だけじゃなくてチルト液晶つきミラーレスはどれもこうなのかな?
α7はチルト液晶をもっと手前まで出せるから問題になりにくいような…。(参考: α7IIの液晶のチルト )

EVFのセンサーが過敏。手動切り替え方法も乏しい

縦持ちの時のレンズを支える左手や、液晶をチルトさせる時の手などにいちいちEVFのアイセンサーが反応する。
EVFに切り替わってしまい液晶画面が消えるので非常にストレス。復帰も一瞬ではない。

それならば手動で切り替えたいが、簡単に切り替える方法もない。(と思う)
EVFのオンオフ切り替えはVIEW MODEボタンを使うことになる。
しかしこのボタンは5つの表示モードを順に切り替えるためのもので、単純にEVFオンリーと液晶ディスプレイオンリーの2つのモードを切り替えるためにはボタンをムダにぽちぽち連打する必要がある。

単純にEVFとディスプレイを手動で切り替えるだけの設定が無いらしい。(あったらゴメン、でも調べても無いみたい)
不便。
なお後継機ではチルト時にアイセンサーは自動でオフになるように変更された。

総評

いままで富士フィルムのX70を使っていたので、富士フイルム機の良い部分は前から知っていた通りだった。
写りは満足だし見た目も触り心地もよいけれど、
レンタルして初めて実感した、良く無い部分によって、X-T2はあまり欲しくはならなかった…。
そこらへんが解決された後継機はもっと魅力的だけど、フルサイズミラーレスと勝負できるお値段なのでちょっと買えない…。